AGPについて

AGPとは?

AGPは、医師、心理士、看護師、ソーシャルワーカー、教員など医療、心理、福祉、教育の分野の職に就く者や、そのような職業を目指す学生等から成る、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを含むセクシュアルマイノリティのための団体であり、セクシュアルマイノリティが、社会において、そして自分自身の内面において充実した生活を送れるよう、その手助けとなるために、必要な情報やサポートを、それぞれの専門分野の知識と技術を活かして提供することを目的としています。


AGPの歴史

AGPがつくられるきっかけとなったのは、創設者が米国留学中にLGBTの心理学者や医療従事者らがネットワークを築きLGBTのための活動を行なっているのを見聞きして、日本でもそのようなネットワーク作りができないだろうかと考えたことが始まりです。

1993年秋頃より、ゲイ雑誌の文通欄にメンバー募集の文章を載せ始め、第1回目のミーティングを1994年1月に東京都内で開きました。以来、定期的にミーティングを開き、その後ミーティングに合わせて1ヶ月おきのニュースレターの発行を行うようになりました。1997年頃より、心理職と精神科医のグループ、医療従事者のグループ、福祉に携わる者のグループ等、それぞれ独自の集まりが開かれるようになり、電話相談も行なわれるようになりました。

1999春より代表をはじめとする主要メンバーの一部が西日本勤務となったため、これまで関東周辺に限られがちだった活動の場を広げるべく、特に西日本での動きが活発化してきました。現在はAGP関西として「ビアン・ゲイである自分を語る会」などの集まりを企画・運営しています。

2018年4月からは活動内容を変更し、社会に向けては、精神科医、臨床心理士が担当する無料電話相談「AGPこころの相談」とAGP関西の活動に集約し、AGPとしては、専門家であるメンバー同士の交流を中心に活動を継続していくことになりました。年に数回のミーティング開催や、電子版に移行したニュースレター発行も予定されています。

またAGPのメンバーが中心となり2007年に立ち上げた「しらかば診療所」は、セクシュアルマイノリティに良質な医療を提供することを目的に、現在も運営を続けています。


AGPの目標

AGPが創設されてから20年以上が経ちました。この間、日本のセクシュアルマイノリティを取り巻く環境は大きく変わり、多くの団体やサービスが立ち上がりました。

AGPとしては対人援助職の専門家たちが、本音で交流できる場として、また専門家としての知識や技術を活かして、電話相談などの信頼されるサポートを提供していくことを目指しています。

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